私たちはベジタリアンです。

ヴィパッサナー瞑想を真剣に修行するようになって以来、
自ら殺生をすることは避けています。

美味しいベジ料理の店があると聞き、
先日、そのベジタリアン向けのレストランに行きました。

肉を模したものを使った料理を食べましたが、
私には不快感がずっしりと
のしかかって来ました。


”嘘の塊”を食べてる感じでした。

翌日も身体は違和感が続き、
胃腸の調子がしばらく戻りませんでした。

私は、大豆ミートとかそういう類のものが
以前からとても苦手です。

自分で菜食料理をするときにも使用しません。

外食の時も、大豆ミート選ぶぐらいなら、
普通にお魚やお肉をいただきます。


生クリームを模したホイップクリームとか、
豆乳クリームとか、そういうのもすぐわかります。
あるいは、その場でわからなくても、
すぐ体が不調を訴えます。

そのレストランで“嘘の塊”を噛み締めながら、
なぜ私がこういう食品が苦手なのかが
初めてすきっとわかりました。

理由は”感覚を誤魔化すことは出来ないから”です。



歯ざわり。似てるけど違う。
味。似せてるけど違う。
舌触り。すっかり違う。
香り。全然違う。




私は、日本料理屋に生まれ育ちました。


厨房に満ちた、
削りたての鰹節をふんだんに使った一番だしの香り。
それを体いっぱいに吸い込んで育ちました。

子どもの頃に身につけた感覚は、
頭での理解とは別物。
私の根底にこの感覚のベースがあるのでしょう。

私の料理はわかりやすい料理です。
嘘のない料理です。
シンプルで、単純で、あっという間に出来る。

だからこそ、素材がストレートに影響します。
引き算の料理です。

何かを模したり、
真似する必要なんてない。


素材それぞれのありのままの生きざまを
そのまま尊重し、敬意を表して、
その素晴らしさを昇華させたい。


そんな料理を作ると、
そして、食べると、
シンプルで、
単純で、
でもイキイキと個性を発揮する、
そんな生き方が出来るようになると思うのです。



何も真似ない。
自分の感覚に嘘をつかない。


”自由で解放された生き方”
が出来るようになると思うのです。


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